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2020.03.30

The Okura Tokyo

<デザインコンセプト>
1962年開業「ホテルオークラ東京」は創建時より弊社も建築設計に関わってきた縁の深いホテルである。再開発計画によって2019年新たな「The Okura Tokyo」へ生まれ変わるにあたり幾つかの宴会・料飲施設のインテリア設計を担当した。各施設共に「The Okura」の歴史と質の高いサービスを継承した新しい施設計画とし、受け継がれる美と新たに創造していく美を常に意識しながら設計を進めた。

プレステージ棟6階中国料理「桃花林」はホテル創業時より継承された伝統意匠を受け継ぎつつ、店名のもとともなる“桃源郷”をより特徴的に表現したインテリアデザインとした。

7階は、かつて「ホテルオークラ東京」が西洋の機能性を取り入れて日本のホテルに於けるインターナショナル化に柔軟に対応してきた歴史から、英国調“マナーハウス”をデザインテーマとした宴会婚礼付帯施設フロアとなる。

41階にはスカイチャペル・宴会場・料飲施設が配置され、各施設共に眺望を最大限に生かしたインテリアで構成し「The Okura」の新しいエポックの一旦を担う空間になるよう心懸けた。鉄板焼「さざんか」は 日本の“炎と陶”をコンセプトとした鉄板焼レストランで、窓面に配した陶板カウンター席を中心に、陶板アートとその素晴らしい眺望を充分に堪能できるようフードの高さや照明に気を配りながら計画している。

 

写真:㈱ホテルオークラ東京